国内外留学レポート

海外編

どこの国でも、どんな仕事でも、人と人との繋がりは大切

プラント第1部 岡田隆史

ロンドン語学学校

入社して今年で7年目になります。非食品(化学や金属など)を扱う設備の営業・設計・施工管理を担当しております。また、日清エンジニアリングが専属エンジニアリング契約を結んでいるイギリスの粉粒体機器メーカー「マトコン社」の機器販売やプラントへの導入に関する業務等も担当しております。
私が入社したときはマトコン製品を導入する最初の段階でしたので、技術の習得や仕様の確認をするのにマトコン社とのメールで質問するしか方法は無く、情報を整理するのに非常に苦労しました。ここで使われる言語は、もちろん英語です。微妙なニュアンスや思いを英語で表現するにもかなり時間が掛かってしまい、このときばかりは「学生の時にもっと英語を勉強しておけばよかった・・・。」と後悔の連続でした。会社の海外語学研修の存在を知ったときは、「まさか、エンジニアリング会社に在籍しながら、海外で英語を集中的に勉強できる研修があるとは・・・。いつか自分も絶対にチャレンジしたい!」と思いました。

私の所属している部の皆さんの協力と、お付き合いいただいている御客様のご理解のお陰で、ついに2008年の年明け早々から3ヶ月間、前半はイギリスのロンドン、後半はアメリカのボストンに滞在する機会をいただきました。どちらも現地の一般家族と生活を共にしながら、ビジネス・パーソンを対象にした語学学校に通う研修です。語学を向上させるのがこの研修の目的ですが、ホームステイでの生活なので、実際に現地の家庭の習慣や文化についても触れられる非常に貴重な研修でした。

最後の授業でお祝いメッセージ

ロンドンの学校では、ヨーロッパ各国から、しかも一度は耳にしたことのある有名な会社のビジネスパーソンが集まっていました。やはり同じヨーロッパの国々でも英語でのコミュニケーションは必要不可欠で、各国、各会社から派遣されてきた生徒達との会話には、ビジネスに対する意識の高さを強く感じました。遠い日本から来ているのは私一人でしたので、日本のことについては非常に興味をもって質問されました。日本での会社のことや生活習慣、歴史や日本から見た自分たちの国に対するイメージなど、いろんな質問を受けましたが、その返答に苦労し、またいかに日本人である私が「日本」のことを知らないかということを再認識させられました。授業では、国際的なビジネスにおけるミーティングや、プレゼンテーション、ネゴシエーション、そしてソーシャル・コミュニケーションなど様々なプログラムを行いました。自分も含め母国語も考え方も人種も異なる同世代の生徒達が、同じ教室で1つのことに取り組む授業は非常に刺激的で、毎回新しい発想や様々な物の見方に感銘を受ける貴重な時間でした。学校が終わると、生徒や先生と一緒に美術館や博物館に行ったり、食事やお酒を楽しみながら交流を深めることができました。

イギリス滞在中のもう一つの目的であるマトコン社への訪問も行うことができました。マトコン社へはこの時で2度目の訪問でしたが、やはり一人で訪問するのは少し緊張しました。普段はメールなどでコミュニケーションをしていますが、実際に担当者と会って新製品の紹介や技術的な質問、営業状況などの情報を交換することで、お互いに理解が深まり充実した時間を過ごせました。このように、最近では多くの仕事がワールドワイドになってきた時代ですが、私自身も「粉体技術」をキーワードとして地球の反対側に住んでいるビジネスパートナーと繋がり、微力ながらも仕事をさせていただいているという環境を改めて幸運に感じる経験でした。

課外授業で

アメリカのボストンでは、また違う経験をすることができました。ここの学校では英語の基礎からしっかりと勉強し直す毎日です。宿題もたっぷり出され、英文法の基礎学習からニュース記事に対する自分のコメントなどをレポートするなど、毎晩夜中遅くまで焦りながらも何とかこなしました。まさに、集中して英語を学んだ期間でした。そんなボストンの学校で一番印象的だったのは、大勢の前でスピーチをしたことです。これは毎朝10分間、一人の生徒が当番となり、全ての先生と生徒の前でスピーチするという課題です。テーマについての制限は無く、自分の国のことや会社のこと、自分の趣味などを説明し紹介する生徒もいました。私の当番が近づいたとき、私は何について話をしたら皆に共感してもらえるか非常に悩みましたが、英語を勉強するためにボストンに来ている人達に共通して理解してもらえる話題として、私がイギリスの学校で経験した多国籍のビジネスパーソンとの交渉の難しさについて紹介することにしました。もともと関西人である私は、もちろん話の最後に“落ち”をしっかり入れてスピーチを構成しました。その結果、非常に評判の良いスピーチができ、多くの人に何度も褒めていただくことができました。この経験は、私にとって考え方の違う人達の前でどのように自分の考えを表現できるか、という自信につながりました。

休憩時間にて

このように、この語学研修を通じて私が学んだことはたくさんあります。これからもこの経験を毎日の業務に活かしていければと思います。また、どこの国でも、どんな仕事でも、人と人との繋がりは大切だと改めて実感しました。その為には英語でのコミュニケーションは必須です。英語は、相手の主張や思いを聴き、自分の意見を表現する重要なツールです。私はまだまだ流暢に英語を話せる訳ではありませんが何とかして自分の考えを表現し、相手に伝えられる自信がついたと思います。自分のヤル気次第で、30歳を超えた私でもまだまだ勉強できることを痛感しました。

日清エンジニアリングでは、このようにチャレンジしたいと思える制度や環境が色々とあります。

皆様も私たちと一緒に仕事をしながら、いつまでもチャレンジすることを続けてみませんか?

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